クビになったら人生終了だなんて言葉をよく聞きますが、そう言っている人たちは実際にクビにされて人生に希望を持たずに自分の人生の価値を見出せない状況になったことがある人なのでしょうか?
違うと思います。あくまで、よく聞くからなんとなく同調しているだけなのではないでしょうか?
クビになったら人生が終わったかのように感じて絶望感に苛まれるかもしれませんが、実際はそんなことはありません。人生終了だなんて言葉を跳ね除けて未来を切り開くことは可能です。
本記事では、クビを経験した僕が再就職に成功した実話をお届けします。
また、就職活動をする際のデメリットとクビが新たな就職先にバレるのかどうかを僕の体験談からお伝えします。
どのように立ち直り、立ち振る舞い、新たな職を見つけることができたのかが分ればこれをきっかけに、あなたも再起を果たして新たな道を切り拓くチャンスを掴みましょう。
クビにされても人生終了ではない
クビは誰にとっても厳しい経験であり、自分のキャリアに大きな影響を与えますが、クビにされたからといって、人生が終わるわけではありません。ネットのネガティブな言葉や周りの人達のネガティブな言動を鵜呑みにして「自分はもう終わりだ」と悲観的になる必要はありません。
大切なのは、冷静になり原因を分析することです。クビの理由を理解し、自分にはどのような改善が必要かを自己分析することで、今後の過ごし方を決めることができます。
自分が持つ悪い一面と真剣に向き合って自己分析をして今後の人生で活かしていくのは簡単に見えて簡単ではありません。難しいです。
しかし、失敗から学ぶことは成長の源です。今回の経験を活かし、新たな挑戦に役立てることができます。
人生は挫折や困難を乗り越えることで、さらに成長できる場です。クビを経験しても、前向きな姿勢で新たなスタートを切れば、それは人生再スタートなのです。
次の記事も参考にして「解雇されたら人生終了は間違い」であることを実感してください。
クビにされた時の心境
クビになり無職となれば当然のことながら無収入になります。継続して稼いで家族を養ったり、ローンを支払ったり生活スタイルは人によって様々ですが、生きていくには仕事をして稼いでいくという考え方がありました。
その中で収入が途絶えてしまって僕は次のような状態に陥りました。
- 早く仕事を見つけないといけない強い焦り
- 貯金を切り崩しながら生活をするのはいつまでなのか全く分からない恐怖感
- 就職活動への自信喪失
- 家族からの信頼されない悔しさ
どれも気持ちの良いことではなく、生きた心地がしない日々が続いていました。それにゴールが見えないんです。お先真っ暗だろうなと思い込んでしまう自分がいたのも確かです。
「人生終了」は嘘
しかし、弱気では明るい人生を切り開くことは不可能です。自分はやればできるんだ!と言い切りましょう。そして、クビが人生の終わりだとよく言われますがこれは嘘です。
確かに、クビは厳しい経験であり、キャリアに影響を与えるかもしれませんが、前向きな考え方で次のチャンスを掴むことができます。
人生を終わらせない思考はまず、原因を分析し、自己改善に努めることが重要です。失敗から学ぶことで、成長が加速されるでしょう。
また、友達や知人などの自分が持っているコネ(ネットワーク)を活用して、新しい仕事の機会を見つけましょう。積極的な行動が、新たな可能性を切り開きます。
ネットワークはいくらでも思いつきますよね
- LINE
- 仲の良い友人
- 過去に働いた場所の知人
- よく行くお店
- 趣味の仲間
いつまでも「自分はもうダメだ」と嘆くと本当にそっちの方に向かっていってしまうので、そんな自分に今、気が付けばあなたはここで降下を止めることができます。
さらに、自己研鑽を怠らず、スキルや資格を向上させることで、あなたの市場価値を高め、良い仕事に巡り会える確率を上げることができます。
つまり、クビのネガティブな影響を克服し、再起を果たすための行動を起こせば、人生は決して終わらないのです。諦めるのはまだ早いということです。むしろ、諦める選択を取るのが間違いだと気づきましょう。
再就職に成功した体験談
僕は就職活動を始めて1か月に15社応募して面接に辿り着けたのは10社です。書類選考で落ちることもあり得ますのでこの10社の数が多いか少ないかはあなたの感覚に委ねます。
その後、面接に受かり内定をいただいたのが3社でした。
テレビCMでよく見るような求人サイトから応募したり知人に相談したりと毎日スマホを見ていて目が疲れるほどでしたが、このくらいのことはして当たり前です。
無収入でいることの怖さを知ったからとにかく早く無職を脱したかったんです
土日は多くの企業が定休日のため求人サイトの更新は止まります。中には土日祝日に稼働している企業があるけど平日より更新率も反応率も劣ります。
平日は応募に対する反応が多く何社も同時に応募すると就職活動の進捗状況が分からなくなるのでスマホのメモ機能などで細かく自己管理をしてください。
平日は企業への対応でスマホの通知が落ち着きません。
就職活動での服装
応募した先の企業で書類選考が通った後は面接日の調整に入ります。服装はスーツが無難です。カバンや靴も予め汚れや故障に気をつけて使用しましょう。
- カバンや靴が汚い
- スーツはシワが沢山ある
懲戒解雇された身でこの欠点は落ちる確率を上げますので、面接日までに対応してください。
僕は靴もカバンも傷がありボロボロだったので買いましたよ
面接が連日決まる場合が良くあるため、なるべくくしゃくしゃにしないで丁寧に扱いましょう。
就職活動をする時のデメリットとは?
クビにされた後の就職活動で発生するデメリットはいくつかあります。
雇用履歴のネガティブな印象:面接時に前職の退職理由を聞かれる事が一般的であり、企業の採用担当者に対してネガティブな印象を与える可能性が高いです。そのため、クビの理由を説明し、どのように改善したかをアピールすることが重要です。また自分の心にある決意や覚悟を示すと相手は親身になって話を聞いてくれます。
僕は正直に話しました。
就職活動の難易度上昇:クビの経歴があると、一部の企業は採用を敬遠する傾向があります。そのため、選択肢が狭まり、就職活動が難しくなります。
面接で退職理由を聞かれ、正直に話した後の採用担当者の表情は言うまでもありません。固くなりました。
職種や業界の制限:クビの理由によっては、特定の職種や業界での再就職が困難になる場合があります。例えば、金融業界での不正行為によるクビの場合、同業界での再就職は厳しくなるでしょう。
信用の世界で仕事をしている人は本当に困難な状態になります。
信用の低下:クビを経験したことにより、同僚や上司からの信頼が低下し、職場での人間関係が悪化することがあります。しかし、面接時にいた者のみがクビの事実を知る場合は例外です。
僕の場合は影響ありませんでした。しかし、前職をクビになったことを知っている人達の視線はかなり気になります。
一時的な収入の減少:再就職までの期間、収入が途絶える可能性があります。そのため、生活費や家賃、ローン返済などの資金繰りに苦労することがあるでしょう。
貯金がない人だと本当に苦しい時期です。無茶せずに周りの人の力を借りてください。
精神的ストレス:クビを経験したことで、就職活動中に不安や自信喪失、ストレスを感じることがあります。これらの感情が長期化すると、健康面にも影響を及ぼす可能性があります。
僕はかなり精神的にやられました。食べられなくてどんどん痩せてしまいました。面接で泣くこともありましたよ。鬱になりかけたと思ってます。
時間の浪費:クビを理由に求職活動が長引くと、キャリアの中断やスキルの低下が発生し、市場価値が減少する恐れがあります。
僕は幸い1か月ほどで再就職ができたのですが、クビにされてからは仕事と離れていたので久々の仕事に感覚が鈍っていました。
これらのデメリットを乗り越えるためには、適切なアプローチやストラテジーが必要です。自己改善に努めると同時に、自分の強みや達成した成果をアピールし、信頼できる人脈を築くことが大切です。また、柔軟な働き方や業界転換を検討することも、再就職の可能性を広げる手段となります。
バレないように就職できるのか?
正直に言うと、クビを完全に隠して就職活動をすることは難しいです。
企業は採用の際に、面接などで前職や雇用履歴に関する確認を行うことが一般的であり、その過程でクビが明らかになることがあります。
実際、僕は面接時に「退職理由」を聞かれました。数としては「全ての面接」です。
隠し通そうとしても聞かれれば答えるしかありません。もし聞かれた時に嘘の退職理由を伝えたとして後からバレたら経歴詐称になってしまい企業から罰則を受ける可能性があります。
聞かれなければ答える必要がありませんが、果たしてそれで面接に合格して自分が気持ちよく働けると思いますか?罪悪感から働けませんよね。いつかバレてしまったら自分はどうなってしまうのか不安のまま仕事をしていくことになります。
面接時にクビの影響を抑えるコツ2つ
以下のアプローチを取ることで、クビの影響を最小限に抑えることができます。
- 事実を正直に伝える:クビの理由をオープンに説明し、その後の改善策や自己研鑽をアピールすることで、企業の採用担当者に理解を求めることができます。隠すことで不信感を持たれるよりも、正直に説明した方が好印象を与える場合があります。
- スキルアップ:クビ後に新たなスキルや資格を身に付けることで、雇用者に自分の価値を証明し、過去の失敗を乗り越える意欲を示すことができます。
クビを完全に隠すことは難しいですが、適切なアプローチや努力によって、再就職のチャンスを増やすことが可能です。過去の失敗を前向きに捉え、自己改善に努めることがなによりも大切です。
まとめ
クビ=人生終了は「嘘」であるため、強い気持ちを持ち続けて勇気を出して求人に応募してください。
採用担当者に退職理由を聞かれることも分かったので、なんて答えるのかを何度もイメージトレーニングしてから面接に挑みましょう。