クビになってしまい絶望感を感じない人は居ないでしょう。次の職を探すにしてもそもそも履歴書ひとつにおいてもどう書けばいいのか不安で押しつぶされそうになる人もいます。
僕自身もかつてその境地にいてかなり悩みました。それでも息をしている限り人生は続いていくもの。
諦めずに私生活と仕事探しに挑戦し続けたことで、現在は再就職に成功し人生の再設計に向けて日々奮闘しています。
本記事では、過去にクビになってしまった僕が、再就職することができた履歴書の書き方や面接での注意点を分かりやすく解説します。
懲戒解雇された人の履歴書の書き方
解雇された人が履歴書の職歴欄に『○○年 株式会社○○ 解雇』と正直に書くとどうなるか?
答えは簡単です。
その時点で確実に書類選考で落とされます。
なぜなら会社は別にあなたじゃなきゃいけない理由はどこにも無く、他の人を採用しようと思うからです。
「解雇=信用がない」という認識をしている場合が多いので、わざわざ解雇されたあなたを採用する必要がないのです。
もし、あなたが採用担当者だとして目の前にどんな小さなことでも構いません…やらかしてクビになった人の履歴書があったら魅力を感じますか?
感じないと思います。むしろ警戒するはずです。
したがって、履歴書に「解雇」と書かずに「退職」とシンプルに書きましょう。
僕は一度も「解雇」と書いたことはありませんでした。しかしです…後にも説明しますが、面接では正直に事実を話しています。
履歴書の種類
履歴書には“賞罰欄”があるものと無いものがありますが、無いものを選びましょう。
賞罰欄は過去に大きな大会などで優勝したり、自治体や国などから表彰受けた事がある場合に書きます。
良いことだけではなく、過去に刑事罰を受けた場合も記入しなければなりません。
たとえ、表彰された事があっても、賞罰欄が無い履歴書を選びましょう。
表彰だけ記入して罰則は記入しないとなれば、後から「経歴詐称だ!」と言われても反論する余地がどこにもなくあなた自身が困り果てることになります。
経歴詐称に注意
仮に解雇をされた人が転職活動中にその事実を隠して採用されたとして、後からバレてしまった場合はあなたの取り扱いについては就業先の会社判断になりますが、経歴詐称として罰を受けたり解雇されるリスクがあります。
解雇は立派な経歴に該当するので、経歴詐称とされても何も反論が出来ないです。
履歴書には書かなくても、面接では正直に事実を打ち明けてください。これは自分と相手の双方を守るために必要不可欠なことです。
自分が危ない立場にならない為には経歴詐称をしない事が大切です。自分の周りの人たちにまで迷惑をかけることになるので黙り続けてるのは得策じゃないです。
面接では事実を話す
面接で退職理由を聞かれる場合が多いです。
なぜなら、僕の体験からもほぼ100%聞かれたからです。後から経歴詐称と言われない為にも勇気を出して話すべきです。
この時は嘘をつかないで事実を話してください。事実を話す事が相手へ反省の意と誠意が伝わります。
さらに、今後の人生をどう捉えているのかを示すことにも繋がります。
面接で話すことになると心に決めて、クビになるまでの経緯と反省をしていることを具体的に説明できるように準備しておきましょう。
反省点や改善策を明確にし、再発防止に努める姿勢をアピールすることで少しでも高評価に繋げてください。
面接での服装
スーツはクリーニングを済ませた状態のものを着用しましょう。靴と鞄はボロボロになっているなら新調してください。
人は視覚からの情報収集がかなり多く、どうしても見た目から入ってしまいます。
この特性を理解して低評価につながる可能性があるところは意識して一つでも無くしていきましょう。
「楽な服装で来て構いません」と言われる事があります。しかし、解雇された身なので誠意を見せる為にもスーツを着て挑むのをオススメします。僕はそうしました。
WEB面接での注意点
WEB面接では上半身しか映らないから下半身は部屋着で良いと思うかもしれませんが、オススメしません。
なぜなら、面接中に起こる突然の環境の変化に対して、立ち上がったり、接続の切れ忘れなどで相手へ面接に本気で挑んでこなかった事がバレてしまうからです。
よくテレビで笑い事のようにその光景が映し出されてることがありますが、実際に解雇された自分がその場面になってしまった時に貴重な一回の面接を泥水に捨てることになるのです。
そんなことで可能性を潰しては面接までたどり着いた労力が全て無駄になってしまいますので、WEB面接でも上下スーツを着て挑むようにしましょう。
まとめ
再就職するためには、履歴書だけでなく面接での自己アピールも重要です。
履歴書には経緯がどうであれクビになってしまったことがわかる書き方をしてしまうと書類選考の時点で落とされる可能性がグッと上がります。
したがって、履歴書には解雇であることは書かずに「退職」と記入して提出しましょう。
しかし、面接では事実を話して隠し通すことはやめた方が後の自分の立場や雇用者側との信頼関係を築いていくためには重要なことです。