せなは4回以上転職をしているよね。転職理由を聞かれることは多いの？
企業の求人に直接応募したり転職エージェントを使ったり…。転職理由は面接10回中10回聞かれるぐらいよく回答したよ。
面接では退職理由とともによく聞かれることが多い転職理由。
筆者も21歳の頃に転職理由がイメージしにくい状態だったのを覚えています。もちろん、回答の仕方で悩んでいました。
面接の度に「またそれか。答えるのは何回目だろうか」と思うほどに「転職理由」はよく聞かれました。
しかし、回数を重ねるうちに転職理由を苦と感じないようになっていきました。それは、述べる際のコツがあるからです。
本記事では転職活動をしている人の多くが悩む「転職理由」について解説していきます。
面接官が転職理由を聞く目的５つ
面接官が面接の際になぜ「転職理由」を聞くのか？
理由は次の通りです。
- 適合性の確認
- 動機の理解
- 企業文化への適合性
- 長期的なコミットメントの確認
- 問題の特定
転職後に会社で活躍できるのかを面接時の態度や言葉の物差しで会社が求める基準に達するのか測ろうとしています。
即戦力となれば採用にかかる時間やコストが無駄にならずに済むので面接間は転職理由に注目しています。
あくまで目の前にいるスーツを着ているあなたは「未来の可能性」です。
自社への適合性があるかを確認したい
面接者が自社で成功する可能性を評価します。
面接者が持っている転職理由は、面接者が新しい役割に適合し、長期的に満足できる可能性を示す重要な指標となります。
自社で成功して幸せな社会人生活を送ってほしいと思うものです。実際に僕は面接で採用担当者に「弊社で嫌な思いして辞めていくことになってもお互いに良いことないですからね」と言われました。
志望動機の理解をしたい
なぜ自社を選んだのか、何を求めているのかを理解するためです。
これは、彼らが職務に対して熱意を持っているか、企業のビジョンや目標に対する関心があるかを確認します。
なんとなく面接を受けにきた人と自社に興味関心があり熱意を持って面接に挑んできた人…どっちを取りたい？って話です。
企業文化への適合性があるかどうか確認をしたい
面接者の価値観や期待が企業のカルチャーと一致しているかを評価します。
転職理由が企業の文化や価値観と一致していれば、候補者が組織内でうまく機能し、成功する可能性が高くなります。一致していなければ、長く勤めることが難しいと判断される可能性があります。
自社の文化や考え方に共感できる人を雇ったほうが長期的に勤める可能性があったり、会社が成長する可能性があると感じますよね。
長期的なコミットメントの確認をしたい
面接者が新しい職場で長期的に働く意欲があるかを確認するためです。
頻繁に転職を繰り返す人は、企業にとって訓練と採用のコストがかかります。
よく転職を繰り返す人には仕事を続けられない理由があります。基本的に会社は長期的に働いてくれる人を求めています。でもあなたに凄いスキルがあって、会社の従業員にはないスキルを持ち合わせていたらそれは魅力となって面接官の目に映るでしょう。
あなたに問題があるかどうか特定したい
前職での問題や対人関係、パフォーマンスの問題など、将来的な問題を早期に特定するためです。
これにより、企業はリスクを回避し、適切なサポートを提供することができます。
<br>前職で問題を起こしたり、その可能性がある人をわざわざ雇って育てるなんてことしたくないものです…
実際にあった転職理由８つ
面接で実際にあった転職理由を紹介します。
あくまで筆者が転職後に採用担当者との会話の中で知ったことなので参考程度にしてください。
キャリアアップを望んでいる
新しいスキルを学び、自身のキャリアを発展させたいと考えていることがよくあります。
たとえば、新しい業界や分野への興味、より高度な技術を学ぶ機会、管理職やリーダーシップポジションへの昇進の機会などがこれに含まれます。
人間関係がギクシャクしている
人間関係の問題は、職場での対人関係のストレスやハラスメントが原因で転職を考える重要な要因です。
これは上司や同僚との関係だけでなく、職場の雰囲気やカルチャー全体に影響します。
仕事が自分に合っていない
現在の仕事の内容に満足していない、または新しい挑戦をしたいと考えている。
これには新しいプロジェクトに取り組みたい、新しい業界に挑戦したい、より多様な仕事を経験したいなどが含まれます。
仕事とプライベートの両立ができていない
自身の仕事とプライベート生活のバランスを改善したいと考えることがあります。
これは特に子育て中の人々や、趣味や個人の情熱を追求したい人々に一般的です。
現職の給与、待遇よりも好条件の職場を探している
より良い給与や福利厚生を求めて転職します。
これは特に生活のコストが高い地域や家庭の経済的負担が重い場合に一般的です。
家族の転勤などで住む場所が変わった
家族の都合、配偶者の転勤、故郷への帰郷、新しい地域での生活を始めたい等、様々な地理的な理由から転職を考える人もいます。
夢ややりたいことなどの自己実現を叶えたい
時に人は、自己実現のために転職を考えます。
これは、自身の情熱や夢を追求するため、または自身の価値観や目標により一致する仕事を見つけるためです。
自身の健康問題
健康上の理由も転職の一因となることがあります。これには、
精神的または身体的健康問題によるものや、職業病の予防、またはリモートワークや柔軟な勤務時間を提供する企業を求めるなどの理由が含まれます。
面接で述べる際のポイント
転職理由を述べる際の重要なポイントは以下の通りです。
ポイント１
ポジティブな表現を使用することが重要です。前向きな観点から話すことが望ましいです。ネガティブな印象を与えてしまうと、後ろ向きな気持ちにさせてしまう可能性をあげてしまいます。面接官の心を明るく保つことが大事です。
ポイント２
具体的な事例や経験を交えて説明することで、話に信頼性と説得力を持たせることができます。
ポイント３
新しい職場で何を達成したいのか、どのように成長したいのかという未来志向の視点を強調することが重要です。自分が新しい職場や役割にどのように適合し、どのように貢献できるのかを強調します。
転職理由を述べる際に気をつけたいこと
転職理由を述べる際に注意すべき点は以下の通りです。
注意１
前職や同僚、上司に対する否定的なコメントは避けるべきです。これはあなたが困難な人間関係を持つ可能性を示す印象を与えます。
注意２
個人的な詳細を過度に共有するのは避け、プロフェッショナルな視点から転職の理由を説明すべきです。
注意３
「変化が欲しかった」などの不明確な理由は避け、具体的な目標や動機を示すことが重要です。
注意４
嘘をつくことは絶対に避け、真実が明らかになったときの信頼性の損失を防ぎます。
まとめ
転職理由がみつからない悩みは多くの転職希望者が持っています。しかし、面接では重要な点となるのでどのように捉え返答をしていくのかをあらかじめ考えておくことに越したことはありません。
準備をきっちりと行っておけば、それが自信の喪失を防ぎ面接で上手く話すことができるかもしれません。
このAI時代にあなたらしさをアピールして「人柄」を武器に攻めて内定を獲得しましょう。